■Merry Christmas for All mover.


Merry Christmas for All mover.
21世紀最初のX'mas、いかがお過ごしかな?
恋人や仲間と集う人、音楽に身を委ねる人、様々な時間を過ごしていると思う。
X'masというのは不思議と喜びと切なが折り重なる日、
そして中にはプレゼントなどで財布の中身をすり減らす人も多いだろう。
そんな時期にCDを買ってくれた人々、いつも以上のサンキューを捧げたい。
come togetherが放つ空気感はそんな夜に聴いても新たなイメージが沸き上がる事だと思う。


せっかくのX'MASだから幸せでいられることを神に感謝、
そして神に召された人々に5秒ばかりの黙祷を、
そして苦境の中でこの日を過ごす人々には無事に新たなる年を迎えられる様に祈ろう。
テロの犠牲者、戦場の人々、ジョージハリスン、アリーヤ、家も無く道端で日々を過ごす人々、
靴、衣類、食べ物さえも不自由している数えきれない多くの人々へ。

「come together」は御存じの方もいられると思うがビートルズの楽曲と同名である。
そしてその楽曲は奇しくも1969年の発表だった。
勿論私はビートルズを愛した時期があったが、音楽のそれ以上にポップでありながらも
前衛的で、そして最も平和という言葉に献上したアーティストという事が私には大きい。


多くの方達には2つの手が備わっている事だと思うが、その使い道は様々である。
武器を手にする者、祈りを捧げる者、愛する人の肩を抱く者、絵を描く者、
そして音楽を奏でる者。私は2年程前から半年程前までの間、音楽を止めるつもりでいた。
一部の関係者にはその旨を告げていた。無論、説得してくれた人々もいた。
理由は日本の音楽業界の芸能臭さにほとほと疲れきっていたからであったが、
今は自分が何の為にこの両手を授かったか強く認識している。
テロ事件やトランスという心を包み込む音楽が私の悩みに対する答えを
教えてくれた様な気がしている。
人々に希望や勇気を与えられ、人の痛みを伝えてゆく、そんな音楽、それが私のやるべき事だろう。
私はあまり作詞は行なわない、多くの言葉を発しない。言葉に器用なタイプでは無いからだ。
その代わり私には多くの音や7色の音楽を作れる力がある。
私の言葉は音の中に込められている。考えてみれば当たり前の事だけど、
どこかへ置き忘れがちな事でもある。


トランスの魅力を問われる事があるが、それはサウンドの中に込められた景色、
出来事、想い、願いである。それに体を包み込まれた時の幸福感は感極まる世界である。
晦日にmoveはベルファーレでライブを行なう。勿論多くの人に来てもらいたい。
そしてその後の行なわれるトランスのイベントに是非来てもらい感じて欲しい。
残念ながら我々はトランスのイベントには出演しないが、
それでも価値ある瞬間を味わえる事だと想う。


ダンスミュージックの魅力?
アコースティックギターを片手に火を取り囲んで音楽を共有していた1960年代、
そのギターをレコードに置き換えて考えれば答えは簡単であろう。
国境も無く、誰の曲だから踊ろうという事でもない。
自分とヴァイブレーションがあう曲に人々がフロアーに吸い込まれてゆくだけ。


話は長くなったけど聖なる夜ということで自分を見つめ直してみた。
みんなが記憶に残るX'masを過ごせる様に願っています。
I wish MERRY CHRISTMAS...............






2001/12/24(Mon)